私の休日は窓掃除をすることから始まっていきます

掃除はこまめにすることで大きな手間を省くことができるとわかっていても、毎日少しづつ掃除するなんてこと、そうそうできるわけじゃない。だから年末年始になかば悲鳴を上げながらわたしは家中を掃除してまわる。

g_081わたしはご飯を食べるとき、好きなおかずを一番最後に残しておくタイプだ。つまり裏を返せば嫌いなもの、食べたくないものを先に、我慢して一気に食べてしまうタイプということになる。そうでないとなんだか安心して食事をすることができない。嫌いなものがひとつでも皿の上にあると、不安でしょうがないというわけだ。根っからの心配性だと、前の彼氏に言われたことがあったっけ。

掃除をするとこきも同じことが言える。たとえばお風呂、トイレ、台所といった場所はかなりの難関だから、気が滅入るけれど最初のほうに手を付けることにしていた。けれど食事と違って掃除は体力勝負な部分もある。というよりも、基本的にずっと嫌いなおかずが続いている状態なのだから、気楽に行える部分がほとんどないのだ。そんなわけでわたしの掃除はたいていの場合、難関をいくつかクリアーした時点で終了してしまう。要するに力尽きるのだ。

別に風水を全面的に信じているわけではないけれど、掃除が滞ると運気が下がるというのは本当かもしれない。何度か力尽きて室内が荒れ始めたころ、わたしは付き合ってから3年になる彼氏と別れた。理由は覚えていない。付き合い始めはクリスマスごろだから、ちょうど年末の掃除が終わったときだっただろうか。やはり部屋が綺麗なら男運も上がるのかもしれないと思い、わたしは掃除をすることにした。思い出したのは別れたばかりのあいつの言葉。「好きなことからはじめて勢いを付ければ、嫌なことも割りと楽に乗り越えられる」

わたしの休日の掃除はまず簡単な窓掃除からはじめることにした。綺麗になれば掃除に勢いも付いてくる。そのまま難関も突破して男運気を呼び込む日曜の午後。